第3回八天堂だより(常務執行役員 福田 美由紀)
第3回八天堂だよりを担当させていただきます福田 美由紀と申します。
今から19年前、八天堂店主 森光との出会いがあり、パン作りを通していろんなことを学ばせていただくようになりました。
今でこそ私は、大勢のスタッフの前でお話をさせていただいたり、お取引先の方々に、さまざまなお願いをさせていただいたりしておりますが、八天堂と出会う前は普通の専業主婦で、自分の思っていたことを人前で話すことなんてことはまずありませんでしたし、そんなことを自分がするなどとは考えてもおりませんでした。
きっと当時の私はどちらかといえば「暗い」印象だったのではないかと思います。
仕事を始めたきっかけも、単純に、「空いた時間に働けるところをどこか探そう」、「仕事はべつに何でもいいし、合わなければ他を探そう」、そんな程度の気持ちしかありませんでした。
面接は第一印象で採用、不採用が決まることが多いと思いますが、よくあの当時の私を森光は採用してくれたものだと、いまさらながらに感心し、また感謝しております。
人の「縁」とは本当に不思議なもので、そんな状態で採用していただいた私は、気がつけばパン作りの面白さ、お品をお客様にお届けする素晴らしさの虜になってしまっていました。
パン屋というものは朝が早く、職場も暑いですし、窯でやけどをしたり、思い荷物を運んだりと、大変なことは本当にとても多いのですが、それでも、たくさんのお客様に接し、そのお客様から「おいしい!」、「ありがとう!」と笑顔やお手紙をいただくにつれ、「大変なこと」が全部「楽しいこと」に変わっていってしまったように思います。
「大変なこと」の先には、それを何倍にもした「楽しいこと」がきっとあるんだと、今では思っています。
振り返ってみますと、もう19年。その間100種類を超えるいろいろなパンをアイデア豊富でいつも元気な店主の下でたくさん作ってまいりました。
その間、八天堂にも本当にさまざまなことがありました。
そして今、店主森光も八天堂だよりでお伝えしている通り、「作ってきたものを一度すべてリセットする」という、大転換をさせていただいたのが、昨年のことです。古くて新しい、くりーむパンを生み出し、新しい八天堂として歩き始めました。
そしてまた、この新しいお品により、新たな出会いもたくさんいただき、おかげさまでとても忙しく、充実した日々の中でいろいろなことを教えていただいております。
八天堂にめぐり合ったことで、19年、たくさんの素敵な出会いをいただいてまいりました。八天堂がお客様のことを考えたお品を作り続ける限り、これからもまた素敵な出会いや素晴らしい出来事がたくさんあるのだろうと思います。
八天堂にも新しい仲間が増えてきています。私はこれまでの八天堂での経験を忘れず、これから入社してくる人達にも、将来私と同じように思ってもらえるようなお店とお品創りをし、そしてこれからもお客様に喜んでいただけることにこだわって働いていきたいと思います。
本当に大好きな八天堂で!
2010.2.27



