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八天堂だより

第20回八天堂だより

八天堂のHPをご覧いただきましてありがとうございます。
第20回八天堂だよりを担当させていただきます。菅 翔平と申します。宜しくお願いいたします。


私は、元々学校に通いながらアルバイトとして八天堂に採用されました。学校を卒業した後正社員として採用されてまだ1年目ですが八天堂との付き合いはアルバイトの期間を合わせると5年目になります。

私がアルバイトとして入った当時は今とは違い、食パン、あんパン、カレーパンなど一般的なパンから、お好み焼きパン、肉まんの様なパンまで様々な種類のパンをたくさん作っていました。


当時の私は主に食パン、菓子パン、惣菜パンを窯で焼く焼成作業と、翌日早朝に使用するパン生地をねる成型作業をしていました。


焼成の作業は、パンの種類によって窯で焼く時間や、窯の温度を変えなければならないので、全種類のパンの焼き方を覚え、よりよいパンを焼くため日々努力していたのを覚えています。生地をねる作業も当時はほぼ1人で行っていため受注の状況によっては仕事が夜遅くまでずれ込むことも多々ありました。


そんな日々が数年続いたある日、店主森光より今後の展開としてくりーむパン一筋、一点集中でそれしか作らないと聞いた時、とても驚きました。本当に出来るのかと思ったぐらいです。


一点集中というコンセプトは理解したものの、期待に胸を膨らませ初めて工場に届いた生産支持を確認すると、自分の目を疑いました。くりーむパンの製造はたったの50個だったのです。

数あるたくさんのパンを焼く合間に数量限定のくりーむパンの生地を焼くぐらいで、私の1日の仕事流れでもあまりボリュームの大きなものではなく、その時は特別くりーむパンに深い感情はありませんでしたが、その後数量限定のくりーむパンを、検食として頂きました。その時は私はくりーむパンを初めて口にしたのですが、その衝撃は今でも覚えています。


こんなに美味しいパンを皆で作っていたのか、私がさっき焼いていたのかと思うと衝撃と感動が同時にやってきました。店主森光が言っていた、くりーむパン一筋で行くという言葉が初めて明確に理解できました。「このくりーむパンならいけるんじゃないか」と強く思った瞬間でした。


その後くりーむパンの発注数が増え、他のパンがなくなり、店主森光言っていたくりーむパンを一点集中で作っていく形となりました。


他のパンがなくなったのは少し寂しかったですが、くりーむパンの数が増えていったのはそれだけ多くのお客様に感動して頂けたのではないか、これはその証なのではないのかと私は思っています。


これからも私は一人でも多くのお客様に感動して頂ける様、良い品をより良く、限りない物として求め続けたいと思います。

成型ライン 菅 翔平

2011.6.12

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